はる

笑の大学のはるのレビュー・感想・評価

笑の大学(2004年製作の映画)
4.0
舞台は、戦争のため娯楽に厳しい制限がかけられていた昭和15年。
役所広司演じる検閲官と、稲垣吾郎演じる喜劇作家の掛け合いがめちゃめちゃ面白かった。

検閲官の絶妙な突っ込みにうなりつつ、作家の答弁がまるで脚本家の心の声を代弁しているようで、背後に三谷幸喜の存在を強く感じました。

初めはかみ合わない二人でしたが、何度も続く理不尽な書き直しの要求に答えながら、逆にどんどん面白い台本になっていくという。

すごく笑ったけど、コメディだけでは終わらせない人情味あふれるオチには泣かされました。
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