ゆみモン

白と黒のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

白と黒(1963年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
松本清張がニュースキャスター?役で登場したので、松本清張原作かと思ったら、脚本家・橋本忍のオリジナル作品だった。しかし、松本清張原作と思わせる見事な謎解きミステリーだ。

冒頭、弁護士・浜野(仲代達矢)が恩師の弁護士の妻(淡島千景)を絞殺するシーンから始まる。殺人現場に呼ばれた浜野が警察から聴取を受けていると「ホシを緊急逮捕した!」との声!
前科のある脇田(井川比佐志)が逮捕されるが、当初脇田は強盗は認めるが殺人は否認する。
つまり、真犯人は既に観客には明らかにされていて、ここからどうやって真実が解明されていくか…というストーリーだ(と思われた)。

真実を追求する落合検事(小林桂樹)と殺人を犯したと思っている浜野(仲代達矢)を中心に、二転三転するドラマが展開する。

浜野が殺害を認める…というどんでん返しで一件落着と思いきや、またもやまさかの展開があった。