ゾロ

忠臣蔵のゾロのレビュー・感想・評価

忠臣蔵(1958年製作の映画)
3.5
BS自動録画分鑑賞

徳川綱吉将軍の時代
行事の世話役を任された
赤穂の大名 浅野が
高家で指南役 吉良を
江戸城内で切りかかった
【刀傷松の廊下】

吉良は、命を取り留めたが
喧嘩両成敗が定法の中
浅野のみ切腹

浅野の家来の大石内蔵助を
中心に敵討ちを成し遂げた

この47人を忠義を貫いた立派な武士が
歌舞伎や小説で【忠臣蔵】として
語り継がれた



パワハラの吉良
家臣思いの浅野
忠義に熱い大石ら赤穂の志士

有名な話だけに、
自分の知識やイメージと相違は無かった

唯一と言っていい、イメージとの相違は
吉良サイドが、緊張状態で油断してなかった事



しかし、思うのは

 新撰組
 白虎隊
 赤穂浪士

日本人は悲劇のヒーローが好き

新撰組の衣装にあるダンダラ模様は
赤穂浪士が着ていた模様と一緒で
リスペクトされていると言われている



また、歴史は面白く

本作で、憎たらしい”吉良上野介”は
地元;愛知県西尾では名君として、
尊敬され、良政をしていた記録もある

そもそも、江戸城内での嫌がらせは
将軍が朝廷を招いた場であり
問題発生=自身へのお咎めだったはず
そう考えると・・脚色されてるのでは?と思う

また、綱吉将軍=幕府の命により
江戸城内から墨田の本所に引越しをしている
綱吉の悪政により民衆に人気が無かったため
陰謀説や見殺し説もある?

そうなると
浅野の人物像も怪しくて
江戸城内での抜刀に関しては
頭のネジ・・・飛んでる? と思いたくなる


物事の二面性を知り、
自分と異なる立場の考えを学べる
面白い絵本の話を思い出した

 ふたりのももたろう

・・映画の感想ではなくなってしまった
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