よしかつ

アラビアのロレンスのよしかつのレビュー・感想・評価

アラビアのロレンス(1962年製作の映画)
4.0
一般教養としての鑑賞。
3時間49分は本当に長い。
(ちょっとウトウト↔巻き戻し、という見方になってしまったので、丸2日かけて鑑賞😅)

実在するイギリス将兵ロレンスによるオスマン帝国(トルコ)からのアラブ独立を描い作品。

アリの登場シーン、夕日が照らす砂漠をラクダに乗ったロレンスたちが揺られるシーンなど、構図と壮大な音楽が印象的なシーンが多い。この壮大なシーンだけでも見る価値はあると思う。可能な限り大画面で見るべし。

単身アラブへ乗り込むロレンス、文化も大きく異なるなか、アラブに点在する多くの部族の長に出会い、それらをまとめ上げていく。
ポイントになるのは「郷に入っては郷に従え」だと思った。これは、ひとつのリーダーシップ像として、現代を生きる我々も意識しなければならないことのような気がした。

また、映画の終盤、ロレンスはオスマン帝国から奪ったダマスカスにてアラブの国民会議を開催するも、各民族の長たちがエゴを爆発させた結果、街のインフラが壊滅的な状態となる。
ここでは、社会システム(政治と社会インフラ)の偉大さ、全体最適の重要性、見栄やメンツはロクな結末を生まないなどを考えた。
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