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仮面/ペルソナのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

私の頭ではちゃんと全てが理解は出来ませんでしたが、出来なくて当然なのかなと思う程難解でかつ重厚な作品でした。
オープニングが不気味ながらもなんだか惹き込まれるような映像で、断片的な記憶を観ているかのような不思議な感覚になり何を示唆しているかまではわかりませんでしたが、見応えがあり良かったです。
ストーリー自体も、前半の元女優の話せない患者と若い看護婦の姉妹のような暮らしぶりが2人の会話など静かな雰囲気が心地好かったです。
看護婦が懺悔のように過去を話すシーンも、台詞だけなのにやけに生々しさがあり映像がなくてもこんなに表現できるんだなぁと驚きました。
後半の二人の対峙の様も同じシーンが視点が変わって繰り返し移されたり、台詞の一つ一つが聴き込んでしまうような表現力で口調や映像もあいまり恐怖みたいなものを感じられました。
色々とわからない部分が多かったので、もっと知見を広げてこの作品について深いとこまで楽しめたらなぁと思います。
映像がかっこよくてこの作品についてもっと知りたくなるような、難解ながらも面白い作品でした!
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