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ウィニング・パスのundoのレビュー・感想・評価

ウィニング・パス(2003年製作の映画)
3.5
僕はひとりじゃない。

再鑑賞。5回目くらい。
Mark!している作品の3分の1くらいはまともにレビューを書いてないので、せめて家にソフトがあるものくらいはレビューを残しておこうかと。
記録のために、レビューを書いたらundo棚タグをつけていきます。

北九州市制40周年記念作品。
松山ケンイチの初主演作。

バスケが好きで、彼女も友達もいて、親にはちょっぴり反抗したくて、将来は自分の可能性を試すために、東京に行きたいと漠然と考えている。
そんな、どこにでもいるような高校生の健太。
ある日、バイクで交通事故にあってしまい、彼は下半身不随となってしまう…。

本作が地元で上映される時に、少し縁があったので、思い入れのある作品。平均スコア低いですが、私は好きです(笑)

車椅子バスケットボールを通じて、絶望の淵から立ち上がる少年の姿を描いている。
映画としては、特に前半が良くて、生意気盛りの少年が絶望に打ちひしがれる姿と、突然の悲劇に混乱する家族や友人たちの姿がよく描けている。それだけ、観ている方は精神的にキツい。
後半からは、お約束の展開が続くので物足りないかもしれない。昔やってた中学生日記に近い雰囲気。

キャストが今みると意外に豪華。
妹役で堀北真希。ベテラン陣が脇を支える。
特に母親役の角替和枝は素晴らしい。
松山ケンイチはこの時から光っている。

この映画が伝えたいことは、ベタベタだけど、人間はひとりで生きているんじゃないんだよということ。支えてくれる家族や友人、周りの人がいるんだよということ。
やっぱり好きだな。
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