007を観ている気にならなかった前作の反省点は作る側も分かっていたようで、ようやく007になったのが今作。(一作目は007誕生譚)
初登場のQにボンドカーにテーマ曲、銃口の向こうのボンドからのテーマ曲。
やたら007を連呼するのも意識付けでしょうか。
年月を経て腕が鈍るJB。完全無欠さが無くなることでスリリングを生むこの設定からして上手い。
敵役が写し鏡のような存在のシルヴァ。Mを巡るミラー関係の二人の男の物語な脚本もいい。
ダイナミックな地下鉄落下。分かりやすいCGじゃないのがイイ!(ミニチュア模型使ってる?)
前二作の大味なアクションは記憶に残ってなかったけど、サム・メンデス版007は映像として記憶に残るシーンが多かった。
この作品でようやくダニエル・クレイグのスーツ姿が格好良いと感じた。