このレビューはネタバレを含みます
これを観ずして「映画ファン」とは名乗れないぐらいに傑作として名高い本作。遅ればせながら、やっと鑑賞しました。
なるほど、期待にたがわず、面白かったです。
映画好きの主人公トト君が、映画館パラダイス座の映写技師アルフレードとの交流を通じながら成長していく物語。
観る前は、幼少期のトト君の物語がメインかと思っていましたが、アルフレードが亡くなった後の、すっかり成長して大人(オジサン)になったトト君のパートが結構ガッツリ描かれていたのは意外でした。個人的には、幼少期のパートよりも、立派な大人(しかも著名な映画監督)になったトト君の「叶わぬ恋模様」の方に惹かれました。
いずれにしても、感動のラストも含め、王道の名作でした。(唯一難点を挙げるとすれば、あまりにまっとうな王道映画のため、あたり障りのない感想しか書けないことでしょうか…。否、文才がないだけか…。)