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ニュー・シネマ・パラダイスのnewのレビュー・感想・評価

4.5
映画技士と出会った少年の成長が映画の進歩と共に描かれていく物語。

何とも美しくノスタルジックな作品。名作と呼ばれるのも頷ける。
トトとアルフレードの友情は、年齢も関係なく深く親密に繋がっていた。ラストシーンの、アルフレードの想いが詰まったフィルムには思わず涙しました。トトとの想い出や、励まし、感謝…。様々なアルフレードの感情が伝わってきました。

「自分のすることを愛せ」
アルフレードの言葉が、凄く胸に響いた。自分のしていることに誇りを持ち、自信を持って取り組む事が大事なんだと感じました。自分はそんな風に生きていけてるのかな…。多分、そんな風には思えてないだろうな。
アルフレードは学があるわけではないけれど、人生において大切なことを映画を通して学んでいたんですね。そんな彼だから、真っ直ぐ正しい道へ厳しくトトを導く事が出来たのでしょう。そして、アルフレードのお陰でトトは仕事に集中することが出来たのですね。

音楽もとても綺麗で切ない。心が揺さぶられました。

もう少し年を重ねてから見たら、さらに深みが出そうな映画でした。
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