みんと

ニュー・シネマ・パラダイスのみんとのレビュー・感想・評価

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今月の講演会に、チェリストの溝口 肇さんが登壇された。作曲家でもありプロデューサーでもある溝口さんのお話の中で映画音楽にも通じる曲のアレンジについても実際の演奏を通して興味深くお話しされた。
そして、お話の合間での生演奏の1曲が今作のテーマ曲『ニュー・シネマ・パラダイス』。
コンサートホールでもある施設に響き渡る独奏によるチェロの音色。
はあ、なんて切ない、なんて美しいメロディライン...
思わずぐっと込み上げ、胸がいっぱいになり、目頭が熱くなった。
そして、今作を観ずには居られなくなった。

...と、前置きが長過ぎだけど。

久しぶりの鑑賞は、願わくば完全版を観たかっただけに少々残念ではあるけれど、久々に会えたトトがやっぱり可愛い。

イタリア映画の古典は大好きなので、それなりに鑑賞してきた。今作ではそれらが劇中でたくさん観られるのも魅力。とりわけキスシーンの繋ぎ合わせは憎らしいくらい素敵。大人トトと一緒に涙しながら、何度も巻き戻して観た。けど、まだまだ未見作品だらけに、更なる鑑賞意欲も湧いた。
マストロヤンニファンとしては見逃せない、一際印象に残ったあのキスシーンはどの作品だろう…?(知ってる方が居たら教えて頂きたいくらい)

ついつい新たな作品との出会いを求めてしまうけど、折に触れて何度でも観返したい作品のひとつに違いない。
そして映画音楽の素晴らしさをこれでもかと感じる作品のひとつでもあると思う。


モリコーネさん、流石です!
未だに脳内再生が止まない。


*満点スコアは、2ヶ月後鑑賞の完全版でMark!
みんと

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