芦川いづみの観る
小児麻痺で寝たきりの女性つぶら
と幼馴染しげるの悲恋物語。
成人したしげるの回想形式で
良家のお嬢様つぶらの少女時代が
そこそこ入ってる。
しげるとの家柄の違いや外に出る
ことないつぶらから思いは有っても縮ま
ることはなかった距離感を一生引き摺っ
た感じでした
障害を恥と考えた父や気弱な兄
男手に恵まれない家庭の不幸を見透かし
た様に力で付けこむ金子信雄が悪を一手
に引き受けております
タイミングも悪かったとは言えしげるの
消極性はつぶらの不幸をさらに増してる
かな~。しげるが頑張ればもう少し何と
かなった様にも。
影薄い葉山良二
少女つぶらに屈折した嫉妬持っていた
つぶらとは対極にある女性を渡辺美佐子
が本作もまた好演
成人してからはつぶらを支え悪の金子と
対決する。この二人が映画を支えていた
のは間違いないかと
人知れずしげる思い続けるいづみ様
つぶらが健康体だったらどうなったかな
と少し思う