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マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたことのkanegon69のレビュー・感想・評価

4.0
新婚夫婦がラブラドールレトリバーの子犬を飼いだすところから物語は始まる。何故かこの子だけセールになっており安くしてもらえるという。とってもキュートで二人はこの子を飼うことを決める。名前をマーリーと名付けて、幸せな生活を始めようとするが、このマーリー君、もうとんでもなくやんちゃで、あちこち食い荒らすは奥さんにプレゼントした金のネックレスは食べてしまうはで、毎日が大騒ぎ。新聞記者であったジョンはこの毎日の珍事件を地元紙のコラムに載せて、大いに笑いをとり、評判になっていく。やがて二人には子供が3人でき、40歳になって転職と引っ越しもして新しい生活を始めるが、ある時、マーリーの様子がおかしくなっていることに気が付く、、

「Marly & Me」というジョン・ローガンのエッセイ(アメリカで200万部のベストセラー)を原作にした映画のようです。

私の大好きな「ミッドナイト・イン・パリ」のオーウェン・ウィルソンの優しい雰囲気、優しい語り口が終始この映画に温かみをもらたらせてくれていました。そして、「フレンズ」レイチェル役だったジェニファー・アニストンが美しく、子育てに悩みながらも家族やマーリーを愛する妻の役を熱演しています。

分かっていることとは言え、後半、どうしても避けて通れない犬の寿命に直面する家族。お互いに言葉は直接交わせなくても愛する気持ちが溢れており、通じ合っている。自然と涙が頬を伝い、そして大きく息をついてしまった。でもそれは、決して悲しいだけの溜息ではない。。
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