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刑事ジョン・ブック/目撃者のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

3.9
ピーター・ウィアー監督が、刑事とアーミッシュとの交流、恋愛を描いたサスペンスで、良質なヒューマンドラマ。
原題: Witness (1985)

ペンシルベニア州のアーミッシュの村に住むレイチェル(ケリー・マクギリス)は、若くして夫を亡くし、幼い息子サミュエル(ルーカス・ハース)を連れ、姉の住むボルティモアに向かう。
その途上、息子が乗換駅のフィラデルフィアのトイレで殺人事件を目撃する。
取り調べを担当した刑事ジョン・ブック(ハリソン・フォード)は、サミュエルから聞いた犯人たちから母と子を守るため、2人を連れて外の世界と断絶して暮らすアーミッシュの村に身を隠す…。

~他の登場人物~
・麻薬課のマクフィー刑事
(ダニー・グローヴァー)
・シェイファー本部長
(ジョセフ・ソマー)
・ジョン・ブックのパートナー、カーター刑事
(プレント・ジェニングス)
・ブックの妹イレーン
(パティ・ルポーン)
・レイチェルにほのかな恋心を抱くアーミッシュのダニエル(アレクサンダー・ゴドノフ)

「手銃は人の命を奪うための道具だ。人の命を奪ってはいけない。
心の中の悪まで見えるかね。
悪い行いは分かるよ。見たもの。
一度手にすれば、それは心を染める」

「イングリッシュに気をつけろ」

~ピーター・ウィアー監督の代表作である本作の見どころ~
・文明社会から距離を置き電気も使わず、17世紀の生活様式を守って戒律を重んじて暮らすアーミッシュの生活様式。
・非暴力主義で戒律に厳格なアーミッシュの生活様式をうまく取り入れたウィリアム・ケリー、アール・W・ウォレスの脚本
・ジョン・シールの美しいロケーション・カメラ
・モーリス・ジャールの情緒溢れる音楽
・ケリー・マッギリスの清楚な魅力
・カーラジオから流れるサム・クックの「ワンダフルワールド」に乗せてダンスを踊るラブ・シーンなど(二人の素敵な場面が何回か見られます)
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