「いつまでも若く美しくありたい」という2人の女性と彼女たちに振り回される男性の姿をブラックユーモアを込めて描いたスリラー風コメディ。
監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス。
原題: Death Becomes Her
(1992、104分)
1978年、ヘレン(ゴールディ・ホーン)は学生時代からのライバル、マデリーン(メリル・ストリープ)に婚約者のアーネスト(ブルース・ウィリス)を奪われる。
それから14年後、一時失意で激デブに陥ったヘレンは若さと美貌を取戻していた。
対抗心を掻き立てられたマデリーンは、謎の館に住む女リスル(イザベラ・ロッセリーニ)から「永遠に美しくなる」という"秘薬"を手に入れ若さを取り戻すが、「決して体を傷つけるな」という忠告も受けていた。
そんな中、ヘレンはアーネストにマデリーン殺害計画を持ちかける…。
最後は、それから37年後…。
~登場人物~
・マデリーン・アシュトン(メリル・ストリープ):若い時は美貌の人気の舞台女優。
・ヘレン・シャープ(ゴールディ・ホーン):昔からマデリーンに恋人を寝取られる。
・アーネスト・メンヴィル(ブルース・ウィリス):若い頃は有名な美容整形外医。マデリーンの夫になってからは死体修復師へと落ちぶれる。
・リスル・フォン・ローマン(イザベラ・ロッセリーニ):秘密クラブを主催する謎の女。秘薬を売っている。
「"人生は50歳から始まる"が、○○のモットーでした。」
①ヒッチコックへのオマージュを感じられたら、評点がちょっと上がります。
②不老不死なんか求めてはいけない。理由は言うまでもない。
③「便利なものはたいてい不快な副作用をともなう」(茨木のり子の詩「時代おくれ」より)。
④新しいものもより、今あるもののメンテナンスが大切。