ブラックチェリープラム

去年マリエンバートでのブラックチェリープラムのレビュー・感想・評価

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)
3.1
有名な作品だが観ていなかったので視聴

最初、モノローグが聞こえたり聞こえなかったりで、音声がおかしいのかと思った。同じ言葉が何度も繰り返されたり、最初から難解。
時系列も分かりづらいので、ちょっと苦行のような時間がありました。

ただ。彫刻と動かないひと。絵画とその絵画の中のような世界。モノローグとセリフの出し入れ。詩的な言葉。観るひとの目線でのカメラワーク。この作品が評価されるのはわかる。

字幕を読まずに画像をずっと観ていたくなることもしばしば.ホテルの装飾や庭園、そしてココ・シャネルの衣装は評判に違わず美しい。
芸術性の高い作品というのはその通り。