TAK44マグナム

チョロQダグラムのTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

チョロQダグラム(1983年製作の映画)
3.0
その昔、タカラ(現:タカラトミー)がスポンサーをしていたサンライズのロボットアニメがありましたが、ボトムズやガリアン等いくつかはタカラの看板商品のひとつであるチョロQ化されて発売されておりました。
ロボット形態から簡単な変形をして自動車型になり、ブルパックゼンマイで走らせることができる玩具です。
「太陽の牙ダグラム」のコンバットアーマー・ダグラムもチョロQダグラムとして発売され、劇中では変形ロボットでも何でもないダグラムが簡易変形で自動車型になるのが面白く、母親にせがんでデニーズのレジ横に売っていたのを買ってもらったおぼえがあります。
なかなか良くできたオモチャでしたよ。

そんなチョロQダグラムを短編アニメ化したのが本作で、「ドキュメント・ダグラム」と「ザブングル・グラフティ」の併映作品として劇場公開されました。
商品化されていたわけではない他のコンバットアーマーもチョロQサイズにアレンジされ(変形するのはダグラムのみ)、渋かった登場人物たちはみんな可愛くデフォルメされて、レースで競いあうといった内容だったと思います(よく憶えていない)。
シリアス一辺倒だった「ダグラム」meets「ドクタースランプあられちゃん」ってな感じで、ゆるいギャグが特徴。
同時上映された三作の中では短編とはいえ完全新作は本作だけだったので、新鮮な気持ちで観ることができ、一番面白かったような気がします。
他愛もないものでも、ダグラムファンへ向けたサービス精神が感じられて良かったですね。

あ、モブの中に何故か「聖戦士ダンバイン」のチャム・ファウがいますよ。
探してみてください。


劇場にて