オペラの怪人の邦題ですが座がないだけでオペラ座の怪人ですね。妄執に囚われてしまった怪人で可哀想といえば可哀想。でも殺人まで犯すのはちょっとなぁとは思います。1時間半と短い映画なので人物相関図はさほど詳しくは語られませんね。怪人の登場場面よりヒロインをめぐっての男性歌手と警部の三角関係が面白可笑しく語られていきます。この作品のジャケット写真がめっちゃおどろおどろしくて怖いホラー映画のように見えますがそんなに怖くありません。怪物のエゴというより人間の身勝手さが目につきます。曲を奪うのは駄目でしょ。あれは酷い。