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バタアシ金魚のseptemberのレビュー・感想・評価

バタアシ金魚(1990年製作の映画)
5.0
10代の頃に深夜に放送していたのを適当に予約録画して見たのが最初に見た時なのか、その辺はあまり覚えていないけれども

筒井道隆演じるカオルの周りへの迷惑なんて一切考えない高岡早紀演じるソノコ君への吹っ切れた一直線振りが面白かったし宇宙人みたいで痺れた

演出、カメラ、ロケ地、キャスティング全て良かった  中でも個人的に特に良かったのが劇伴の茂野雅道の音楽で「作品集」に入っている2曲とwikiに載っている音源化されていない挿入歌、宮原芽映の「耳元でファルセット」
見事にピッタリはまっていたと思う
(茂野雅道も監督の松岡錠司も今では作風変わってしまったけれども)

その音楽をバックにソノコ君が不安定な感じで千葉駅のモノレールに乗らずにただ通過を見ているシーンやカオルが田園風景?住宅予定地区?をバイクで疾走するシーン等々色々好きなシーンが数多今でも思い出せるし時々DVDで見直す(特に夏に観るのがやっぱりいい!)

1990年作品なので89年頃に撮影していたと思うが、その頃の郊外の風景が自分的に落ち着くというのもこの作品に愛着を持ってしまう理由なのだろう
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