このレビューはネタバレを含みます
行き当たりばったりの小悪党が超能力を持っても物語として面白くない。
主人公だけ魅力がない。なんでこんなことに……?
もし瞬間移動の能力を得られたら、こんなことがしたい!と思うような絶景の映像が見れたのは面白かった。
私も遺跡の上で爆睡してみたい。
話自体も変な破綻の仕方はしていない。
ただし、主人公が短絡的なせいで、話が盛り上がることはない。
全部いい感じのシーンを主人公の最悪の選択が、ことごとく破壊していく。
もうちょっと別のキャラ設定の主人公にならんかったのか?
現実にいる、ちょっとした犯罪を犯してしまうような短絡的な人が超能力を持ったらどうなるか、という点では逆にリアル。
子供の時に教育を受けず、強大な力だけ手にし、好き放題その日暮らししてた男。
勇気もなければ知恵もない。
超能力系の少年漫画で、真っ先にやられる端役っぽい。
世界を変えるような超能力、謎の組織、それに抗う他の能力者も出てくる。楽しそうな要素いっぱいある!
でも主人公が全部ぐだぐだで面白くない方向に潰されていく。
盛大に何も始まらない。
ど、どうして…………🥹
敵役もヒロインもまともな言動をしているだけに、ただただ主人公だけが勿体ない。
主人公のキャラ変えて作り直したら面白くなるのではないか。MARVELあたりで見てみたい。