主題歌ももちろん良かったんだけど、終盤のマジック・ショーの歌が良かった！
人生背負っての音楽の良さが一番わかりやすいのがこの作品だと思う。
何の気ないストーリーの中にいろんな要素が盛り込まれているのもすごいと思った。
2人の相反する女性、黒と白(差別でなく)、痩せとポッチャリ、ハンカチで拭う動作(一方は涙、一方は汗)そこからの交錯する様は他人の人生なのに引き込まれてしまう。
それは2人のたった一つの共通点と思われるものが、観客にも通じるものがあるからかも知れない。
それと、ポストカードのような絶妙な色彩のカットの数々(と言うか羅列)！
どこをとっても〝絵〟になるのが今までに見たことがなくてブラボーだった(まぁ、それはまだまだケツの青い身であるのだがー)。
もうひとつ、引き込まれる理由は台詞に頼ってないからだろうな…と思う。
キャストさん全員から目が離せない。
