大きな起伏もなくストーリーに期待するほどの
どんでん返しがあることもなく、台詞も少ない。
しかし心のヒダに染み入るような何かを残してくれる作品。
哀しい映画ではない。
ところどころユーモアもあって決して重たい何かを
落としていくような映画ではないのに、どこか
懐かしいような寂寥感が漂っている映画だ。
何度も流れてくる主題曲のCalling Youのメロディに
胸がしめつけられる。
ジャスミン役の女優さんがすばらしかった。
太っちょで化粧崩れの垢抜けないもっさい中年おばさんが
徐々にかわいくて素敵な女性に見えてくる。