霊幻道士シリーズ第４弾。邦題は『完結編／最後の聖戦』と銘打っているものの最終回らしさはない。霊幻道士シリーズはもともとどの作品も設定、ストーリーの繋がりは全くなく、本作は今までの主演、ラム・チェインも出演していない（いちおう１～４、７作目の監督はリッキー・ラウ）。
今回の道士はアンソニー・チェン。短気な上に負けず嫌いな道士をコミカルに好演。和尚役ウー・マ（名バイプレーヤー！）と絶妙なコンビネーションぶりを見せてくれる。
ヒロイン、チンチン役はロレッタ・リー。ちょっと気難しい少女の役を高い身体能力で演じ切っている。困った顔が最高。
本作も歴代作品同様、バカアイディア満載のドタバタアクションコメディーとなっており、頭をからっぽにして爆笑できる佳作（ただしお子ちゃま向け）。
日本語吹替え版は、道士役は役者が変わったのに青野武が続投。ラム・チェインと違ってアンソニー・チェン役は青野お得意のアドリブが多くて噴き出すこと間違いなし。
