SENTIMENT

フェイス/オフのSENTIMENTのネタバレレビュー・内容・結末

フェイス/オフ(1997年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「顔を入れ替える」
「トロイは昏睡状態」
からのストーリーは想像通りだが、
想像以上の絶望感の演出に感服。
どうにも抗えない状態なので、デュボフがトロイに協力するというリアリティの無さは目を瞑りましょう(笑)

顔を触る、だったり
靴ひもを結んであげる、だったり
それぞれの個性的な愛情表現くらいしか判別するものないよな。。
視覚や聴覚からの情報に人間はどれだけ頼っているかはわかってるつもりだが、とはいえ背丈が似てるくらいプラス顔面だけで判別つかなくなりますかねぇ?
特にイヴは夜を共にしたんだから、旦那の性器が違ってることにも気付けないもんですかね。。?(笑)

ハトが飛び交う教会のニコラスの登場シーン、カッコ良すぎて忘れられなさそう。
そのニコラスの後ろから、これまたハトを飛び交わせながら登場してくるトラボルタもカッコ良かった。
このシーンの心に残り度ハンパない!!

27年前の映画だが、「顔を入れ替える」ということ自体、どれだけ可能だったのだろう?
近年のスパイ映画だと特殊技術で顔を替れるので手術まで必要ないが、自分の息子を殺した殺人犯の顔になるなんて、本当に爆弾が仕掛けられているか確証がない段階ということも含めて無理だな。。
そこも含めて絶望感が強すぎたので、周りがアーチャーに気づいてくれた時は涙腺崩壊しました。

ソードフィッシュでもトラボルタがボートを運転する姿がカッコ良く印象に残っていて、時系列があっていればソードフィッシュでフェイスオフを彷彿させるボートシーンを拝めてたと思うと、もっと早くにこの映画を見るべきだったと少々後悔(笑)

アダムのDNAはトロイのものなので、美しい終わり方というよりもは狂気の未来を想像したのは私だけだろうか。。
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