思ってた娯楽映画では終わらなかった
フットルースとかフラッシュダンスとか、同じジャンルではあるけど、それらと比べても社会や自分の未来に対する不安や不満、格差社会の価値観に疑問を呈す姿勢が色濃かった気がする
このまま生きてても何者にもなれないかもしれない不安とか、何者かになったように見せたがる見栄とか
ところどころちくりちくりと小骨が刺さってくるような…でも壮大な話で煙に巻くんじゃなくて等身大の痛みがあり、各々の抱える痛みを分かり合えない若さ故の孤独がやけに生々しかった
みんな自分のことで精一杯、仕事の話で出てきたけど仕事に限らず全てにおいてそうなんだよな
全てをご都合主義に振り切っても良かったけどところどころ消えない黒い点があり、物語の中でもどちらでゆくか葛藤が見えるというか…結構ぶった斬っていったのは色々あった末なのか…ボビーとフランクのこと私は忘れてないよ
ただいい意味で裏切られたのがよかったし、ジョントラボルタよきかな
