改名した三島こねこ

サタデー・ナイト・フィーバーの改名した三島こねこのレビュー・感想・評価

3.2
ジョン・トラボルタの出世作。

本作は青春映画なのだけれど、登場人物や社会的環境がどん詰まりもどん詰まり。男は馬鹿。女も馬鹿。差別はあるし、暴力もそこかしこ。

若さという無尽蔵のエネルギーでごまかされているそれらの中にあるからこそ、本作のダンスシーンはあんなにも印象的なのだろう。

ダンスとミュージックに関するシーンには文句なし。そのふたつには主人公であるトニーも誠実で、プエルトリコのダンサーが与えた成長の契機をきちんと掴み取った。

きっとトニーは将来ユア・サーマンとツイストダンサーとして荒稼ぎしていることだろう。トイレは災難の元だから今後気をつけて。

しかしこの当時のジョン・トラボルタとカレン・リン・ゴーニイの年齢差がずっと気になって仕方ない。若者が惚れるには歳が離れすぎてないか?