つぐみ

評決のときのつぐみのレビュー・感想・評価

評決のとき(1996年製作の映画)
5.0
私がTSUTAYAの店員なら「エモ」という棚を作ってこれを置こうと思ってた。
最後に見たのはまだVHSの時代でDVDは絶版、レンタルも期待できない中、Netflixなら見れることを数ヶ月前に知ってジリジリとAmazonプライムで検索し続けていたら叶った!!ストリーミング時代の勝利!!!


報復殺人を是とするか否かは80年台後半(映画は96年だけどこれがグリシャムのデビュー作で89年とかなんだよね)と現代では捉え方も異なるだろうし、細かいところを突っつくと色々アラもありますが、2時間半があっという間、この頃量産されていた法廷サスペンスの中でも、娯楽性がかなり強くて、スター俳優たちの競演だけでも見応えがあります。
クリス・クーパーもケヴィン・スペイシーも脂が乗っててイケオジ風漂いまくり、スペイシーに関してはもうあんなことになってしまって残念…としか言いようがないけど、こんな名優だったんだ、ということは刻んでおきたい。

そして駆け出しのマコ兄が今からは考えられないくらいチャラくて可愛いいいいいいい!!!!
まだ頬も切れてなくて目も落ち窪んでなくて眉も太くて、カットオフしたTシャツが世界一似合う…でもやつれてげっそりすると色っぽくてはあはあしまくりました、奥さん役のアシュレイ・ジャッドもめちゃくちゃ綺麗、この時はシャーリーズにほんとそっくり…(世界で一番彼女が綺麗と思っていた頃があった、「ヒート」も同様)

再三繰り返すけど、決して完璧な作品ではなく、人によっては冗長と感じるかもだけど、作品から溢れ出す情熱に突き動かされます。
つぐみ

つぐみ