売れない役者の男と、ブティックで働く女2人は同棲中であるが、少々倦怠気味。
結婚しよう
そう伝えたその夜に彼女にそのことを詳しく聞かれると
知らねーよ!とブチギレる、かなり扱いにくいダメ男っぷり。
次の日謝るが、また違う形で酷いことをする上に金くれとせがむ。
この映画においては役者たちは即興であるから、西島秀俊さん本人にこの気があるのでは?と疑ってしまう。
途中インタビューのようなシーンが挿入されるのがまたドキュメンタリーっぽさを演出しているが、激情型の2人がゆえ、しっかりとドラマティックな映画に仕上がっている。
古い映画作品であるが、リスキーな試みゆえに後に続くこう言った作品がないので今見ても新鮮だった。
なんでもやってやる!といったハングリーな精神の西島秀俊さん、この時はまさかハリウッドのアカデミー賞候補となる作品で主役を張るようになるだなんて想像もしてなかっただろうな。