シチュエーションスプラッター映画の第三弾。
第一作は傑作なのだが、第三作ともなるといよいよその傑作ぶりをわざわざ自分から解体しにきている。たしかに見ていて楽しいくらいの残虐ぶりなのだが、SAWはあの密室スリラーにこそ魅力があったので、シリーズモノの意義を問うてしまう。
本作の戦犯のアマンダは作中某氏が叫んだように"ジグソウじゃない""ただのクズだ"と魅力を感じられない。メンヘラ女のヒスに付き合わされたゲームの被験者がかわいそう。
また本作のジグソウのゲームにしても、被験者に何の資質を問うかというのを後出しにしているのは『白紙の回答用紙だけ渡して、問題はテスト終了後に発表する』というような理不尽さを感じる。ジグソウもジグソウではなくなっているのでは？
ジグソウとパチモンが本作で退場したので、今後の挽回に期待したい…期待したいんだけどなぁ…
