誰もが彼女に心奪われる
吉田秋生の同名原作マンガの実写化。昭和45年春、金沢。妖艶な雰囲気を持つ女子高生が繰り広げるサイコサスペンス。原作を未読なので、読んでみたい。
頭が良くて、殺す対象のラインがハッキリしているタイプの魔性なサイコパス女子高生という設定、カッコ良くて◎原作にどこまで忠実か分からないが、個人的にはもっと鈴木杏さんの役がミステリアスでもいいし、ラストの後味がもっと悪くても良かったかも。先天性サイコパスの素性のはずなのに、後天性のサイコパスみたいなオチに持ってくるから、なんだかちぐはぐな感じもした。もう少しピリっと辛みがあっても良かったかも。
特段面白いかと言われれば正直、否ではあったけれど、ちょっと懐かしい気持ちにもなった。例えが分かりにくいかもだが、古き良き土曜9時のティーン向けのドラマ群(金田一少年の事件簿、銀狼怪奇ファイル、サイコメトラーEIJI、FiVE、聖龍伝説、D×D、フードファイト等々)に並んでいそうなオカルトコミックな雰囲気をちょっぴり感じた。でも、それらドラマ群に比べると映画なのにとても地味だけど。…んー違うかな~🙄ただ、なんか、2時間TVドラマみているような映画ではあったと思う。