ロビン

アメリカン・サイコのロビンのレビュー・感想・評価

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)
3.6
クリスチャン・ベイルがめちゃめちゃ若いと思ったら、もう20年前の作品なのね。
とにかく終始変な違和感のあった作品。
主人公はサイコ野郎で人を殺すんだけれど、めちゃめちゃ甘々な殺し方していて直ぐに足がつくだろって感じだし。
殺した奴の家の電話の留守電に自分の声入れちゃうし。。

それと冒頭の方で最初の殺人で浮浪者殺すまではいいけど(良くはないけど。。)浮浪者と一緒にいたワンコを蹴り殺した時点でこいつスーパー・ウルトラ・デラックス・クソ野郎決定!
マジで許せない!
胸糞過ぎ!

そして、この作品鑑賞後に解説やら考察を見てからやっと面白くなる映画だった。
なるほど、そういうことなのと。
だから終始なんか違和感あったのね。
アメリカの社会に対する風刺だったり、メッセージ的なものが作中に隠れていたんだなと。
なのである意味「深い映画」とも言えるけれど、どれだけの人がそんなに深堀りして観れるのか疑問。

名刺バトルのシーンは一番笑える!

【ネタバレ】
  ↓



『アメリカン・サイコ』が全編を通して虚妄だったのかと思いきやそうでもなく、現実と妄想が綯い交ぜになったシーンの数々を観ていたようだ。

特に『死体を発見した不動産管理会社が、凄惨な殺人現場となった空室の価格が暴落して売れなくなる事で被り得る損害を危惧し、慌てて死体を処理して何事も無かったかの様に涼しい顔で販売を目論んでいる可能性がある。
そして、突然部屋を訪れて挙動不審なべイトマンが犯人である事は一目瞭然だったものの、通報すればアレンの自宅で発見された死体の存在が明るみになってしまうので、騒ぎを起こさぬべく立ち去る様に警告に留めたと考えるのが自然です。』という考察を見てなるほどと唸ってしまった!
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