ハン・ソッキュかっけぇなぁ。
北朝鮮から亡命したと見せかけ、韓国の国家安全企画部で働きつつスパイとして活動する男の話。
久々に鑑賞したのですが、以前観た時よりグッと引き込まれたように感じました。
イメージが変わった。
オープニングのリアルな行進から拷問となかなかパンチが効いてる。
北朝鮮の情報部員だったビョンホは必要以上に痛めつけられ、スパイじゃないかと尋問される。
のっけからハン・ソッキュの表情に感情が無く無性にゾクゾクした。
その後、軍の訓練施設での功績を認められ対北朝鮮の対策室へ異動。
そこからは緊張感ブリバリの展開へGO。
ハン・ソッキュの若手相棒役が「冬ソナ」のヨングクだった事に今更気づく。
テンポも良くてテンション下がる事なくクライマックスに進んでいく良作。
途中で恋仲になるコ・ソヨンさんが綺麗でねぇ。
浴室での会話とデート中のポラロイドの演出なんかニクいんだよなぁ。
はぁー切ない。
おまんじゅうの包み紙に指示が書かれてたり、ラジオ放送での暗号など伝達方法もユニークで面白かったんだけど、かなり設定に無理があるような気もする。
そしてクライマックス。
まぁこういう作品だからハッピーエンドにはならんだろうと思っていてもズシンとダメージを食らうタイプのエンディング。
エンタメ要素が少ないからなのか、あまり興行的には振るわなかったようだが今公開されてたら結構話題になりそうなのになぁ。
重厚で体当たり演技をされているハン・ソッキュを観るだけでも観る価値ありな作品でした。
