映画館を家にしたい丸

キル・ビル Vol.2の映画館を家にしたい丸のレビュー・感想・評価

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)
3.8
バットマンとジャパニーズ漫画,カンフーのたしあわせかなあ
カットや戦闘シーンのテンポがよく、カメラ配置も特徴的で正確
シチユエーション作りが完璧で痺れる
舞台、キャラ付けがすごいいい
でもかなり漫画テイストよりだよね。
感情は読者が理解できないと、感情移入は生まれない。
途中で感情移入するのは諦めました。
キャラの関係や配置、バックグラウンドには共感するところもなく、これは感情移入しづらいからこそ、入ってくる内容の映画なのかなあと思った。
オマージュと思われるシーンや元ネタをぶちかますシーンが多くて、タランティーノのオタク具合がとても羨ましく、自分で映画を取れているのに最高のセンスを感じだ。
戦闘シーンの前に入るBGMや、全体的にクールでポップでダウンビートな音楽が最高
彼らの語るセリフはキャラが喋るセリフなのか、感情はとても感じなかった。
わかりやすさとテンポの良さがこの映画の魅力だろう。全く時間を感じなかった。
まるで、世界の1部の出来事を軽く俯瞰しているかのように、あっさりと浸れる映画こそがタランティーノの味なのかもしれない
多分日本の、藤本タツキが演出を担当したらこん映画になるんだろうなー
でも、日本の漫画がアニメにあってるのは多分この映画でも分かるけどキャラと展開が古典よりなんだろうな。観客の感情を巻き込んだ作品が多い。
だからこそ、ジャンプ系やマガジン、ファンタジーはド派手な戦闘シーンやわかりやすい演出でキャラを押し出すアニメーションの方がいいのだろう。実写映画にすることはきっと、キャラクターの特性や演出が命になってくるが、日本の漫画はそーゆう意味では特質していないのかもなあ
海外のアメコミに比べて
スーパーヒーローは我々と同じ町に住んでるもんね。
感情の入る余地が少ない。