takanoひねもすのたり

悪魔の追跡のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

悪魔の追跡(1975年製作の映画)
3.2
休暇でキャンピングカーで移動中、途中でキャンプした場所で、悪魔崇拝の儀式と生贄に殺される女性を目撃してしまったロジャー(ピーターフォンダ)とフランク(ウォーレンウォーツ)覗き見していたことが相手にバレて、執拗に追われるオカルトホラー+カーチェイス。

オカルト要素は付け足し程度で、ほとんどが追われてる描写になります。
保安官に通報しても、現場から大きな街へ移動しても、何故か執拗に追ってくる悪魔教団。
何処に行っても電話は通じず、保安官はどうやら奴等の仲間らしいことが判明、取り敢えず安全な処へとさっさか移動してみたものの、周りの人達の視線が不自然にねっとり絡みつくようで不気味。

そして奴等は、だいたい物理で攻めてきます。
戸棚にガラガラ蛇を仕込んだり、彼等の愛犬ジンジャーを殺して吊るしたり…何処でも見張ってるぜぇ…的な気味悪さに耐えかねて、最終的にはショットガンを仕入れて応戦に入るのですが、敵もなかなかやるものです。

後半は怒涛のカーチェイス。
ド派手に爆破したり、橋桁から落ちたり、ガソリン撒かれそうになったのを反撃したりとなかなかやりおります。

そしてラストほっとしたあとの落としっぷりに当時のアメリカンニューシネマっぽさを感じたり、その力業に「は?」と思ったり。

オカルトは期待せず、ストーカー集団からの逃亡劇と思って観ると良いかも知れません。