前作のテーマは敗者の美学だったと思うのですが、お話的にも負けっぱなしなわけにもいかないので敗者からチャンピオンになるロッキー。
今作からアメリカン・ドリーム、アメリカの神話、ロッキーサーガの全体像が見えてきました。
傑作だった前作の続編としてはすごくよく出来ていて好きです。
前半の大金を持ち慣れない人が泡銭を持って一番やっちゃいけないムーブをするロッキーがもう…！
エイドリアンはハラハラするだろうけど、貧乏なときのロッキーは味わい深い。
好きなシーンは、
ガッツォさん、亀のカフとリンク、犬のバッカスが出てくるところ。
あと、エイドリアンの「勝って」の後、食い気味に「何をボケっとしてんだい！行くぞ！」っていうミッキー。
本当にあんたら何なん、って文句の一つもミッキー的には言いたくなるよね。
バカップルも甚だしい、これが全シリーズ通して続くの凄い（笑）
逆に気になったのは階段を登る時のシーン。
伊藤ハムのCMぽさ、ありませんでした？
ちょっと今観ると小っ恥ずかしい演出だわ〜。
