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ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプランのmaのレビュー・感想・評価

3.9
「こんなクソみたいな人生に負けんのか 自分をいじめるな これが人生だよ」

開業したケーキ店が潰れた上、恋人にも捨てられ、最悪の日々を過ごすアニー。そんなとき、親友のリリアンが婚約する。アニーはブライズメイドのまとめ役を頼まれるが、リリアンの親友だという女性がもうひとり現れて、、、、


聞き慣れない「ブライズメイド」という言葉。

ひとことで言うと、新婦の付き添い人。結婚式で花嫁の側に立つ女性たちのことで、友人や親族が2〜5人で務める。

もともとは中世のヨーロッパが起源で、花嫁の幸せを妬む悪魔から花嫁を守るために、未婚の姉妹や友人たちが花嫁と同じようなドレス・衣装を着て付き添い、悪魔の眼を惑わし、挙式当日に新婦を守ったという伝統が由来とされているそう。

新郎側だと「アッシャー」「グルームズマン」と呼ばれ、ブライズメイドと人数を揃えるとのこと。


設定していないのに何故か勝手に録画されていたのだけど、面白かった!

なんだかレベル・ウィルソンが出てきそうな作品だなと思っていたら出てきたし、なによりも、大好きな「アンブレイカブル・キミー・シュミット」のエリー・ケンパーがブライズメイドのひとりとして登場!!最高!!そして序盤からいちいちわたしの心を奪ったメーガン役のメリッサは、実写「リトル・マーメイド」のアースラ。

キャスティングからしてもう楽しかったのだが、ストーリーも思っていた以上に良かった。

洋画ガールズコメディあるある、めちゃくちゃ下品だけどとっても楽しい。


「親友の親友」を好きになれない、鼻につく気持ち、とっても分かる。分かるの。「自分にとって相手はいちばんだが、相手にとって自分はいちばんじゃない」そんな悲しみと苛立ちを、かなり過激にではあるが解像度高く描いていて胸が痛かった。(ちなみに言うと、わたしは親友の恋人もうっすら嫌いになりがち)

自暴自棄になって大切な場をぶち壊すのも、愛すべき人を傷つけるのも、もう見ていられないほどにつらかった。

だからこそ、現実でなかなかこうはいかないけれどもハッピーエンドを迎えてほんとうに良かった。

ラストの結婚式にて、リリアンの婚約者の妹でありブライズメイドのひとりであるメーガンについて思ったことがあったので、それだけコメント書きます✍🏻
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