大場久美子、池上季実子と聞いて。
東宝。
【これは、目を開けてみる夢。】
本当にキマっている。ホラーかファンタジーか、分類にも困ると思う。横からにゅっと出てくる池上季実子の顔がほんとトラウマ。
でも、女の子たちをみんな可愛く撮ることには徹している気がしてよかった。
女の子それぞれにニックネームのようなものがあり、それで呼び合うのは「サマーフィルムにのって」を思い出すナウなヤングは私だ。
池上季実子さんのヌードが拝める作品になってるけど、もうそれどころじゃない。
矛盾や異常を整理する間を与えない作劇がカオスへと誘う。ファンタジーである。
画面に酔う映画はあれど、酒を飲むように酔っている気分になる映画は今作が初めて。
女の子は可愛い、実験的で美しい、しかしねっとりと濃厚過ぎて、もう一度観ることはしたくない映画、90分と思えない、ということでこの評価。
