変な映画と容易に切り捨てることも可能なレベルで奇想天外な描写の数々に困惑必至の、大林宣彦の映画監督デビュー作にしてカルト的ホラー映画。
後の学校の階段シリーズにも通じる悪趣味でコミカルな表現の数々は今でこそ大胆過ぎて笑えてくるものの、子供の頃に見ていたら展開に不条理さが多いこともあって普通に怖がっていたろうと肌で感じられる出来ではあったので、そこがこの作品の個性でホラー映画としての良さなのだろう。
それにしてもこの映画を鑑賞すると、少女たちが館で殺されるって設定が似ているからかクロックタワーを無性にやりたくなってしまう。
