ミシェル・ウィリアムズが思ったより若くない
って思ってたら2008年の作品じゃん。
もうだいぶ名が知れてきてたくらい？
でもこの感じがミシェル・ウィリアムズだよなぁ。
そもそもが無謀そうなアラスカ行き計画で、
かなりの浅はかさが災いして犬と離れ離れに。
しかも車も動かないし、お金はすり減っていく。
コミュ障気味で車で犬と旅してるから
ぜんぜんやりくりが下手すぎて、
それでもおっちゃんが面倒みてくれて、
最後はちょっとだけ前に進む。
前田敦子や菊池凛子が主演した邦画を想起したな。
彼女が旅に出た理由も前の生活も全く描かれないけれど、
とにかく閉塞感だけが確実にあっただろうとわかるのは、
ミシェル・ウィリアムズのコミュ障演技と
まぁ一貫して引いてくれないカメラですよね。
お願いだからもう少し街の雰囲気見せてよと言いたくなる。
旅先なのに決まった場所が反復するだけで
停滞してるし閉じたまま。
そして突如やってくる恐怖演出も
本当にじっくりとやりよるから冷や汗。
しかし彼女は最後の最後に現実的な決断をして、
オープニングから出てくる電車がラストにつながる。
あー本当にライカールト外さない！いい！
