鹿shika

パリ、テキサスの鹿shikaのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.7
4年前に失踪した兄トラヴィスがテキサスで見つかったと連絡を受け会いに行く弟。そのままテキサス州のパリという辺鄙な街に行きたいと言い出し、、

パーフェクトデイズ見て、最近になってもう一回見たんだけど、やっぱり日常のシーンが美しいね。小津を知ってからヴェンダースを見ると、本当にリスペクトしてたんだなってのが分かる。

特にストーリーとかキャラクターたちの心情とかは、『東京物語』味を感じた。

あと小道具とかスタイリング、赤いキャップとか金髪にビビットピンクのニットは最高すぎる。小道具にこだわる監督が大好きです!!
明日のスタイリングの参考にします!!

中学生の頃一回見た以来だったんだけど、トラヴィスって男はこんなこと言ってやがったのか!

まじで解せん。私は最近つくづく、男性と女性はどうやっても分かり合えないと思っているのだがね、
トラヴィスのような子どものまま父親になる人がいるから狂っていくんだよ人との関係性が。
そもそも嫌なことがあっても失踪すんなよ。
家族には一方入れろよガキが!
かけてるのは”心配”じゃなくて”迷惑”なんだよ。
「女性は身体と心で生きるのに対し、男性は目と頭で生きている」ってなんかの小説の一説に書いてあったの思い出した。

トラヴィスの長々とした言い訳が本当に腹立たしい。読んで一緒に腹立てましょう?
トラヴィスの男心分かるとか言ってくる奴いたら馬鹿にするように笑ってやれ!
この映画は好きだけど、トラヴィスは全映画のキャラの中でもトップに苦手です!

ーー
子供ができることが 彼女の愛の証と思った。
彼女のための家を作ることに懸命になった。
しかし、最初は気がつかなかったが、彼女が変わり始めた。
子供が生まれてから何にでもあたり始めた。
苛立ち、怒り、子供が余計なものみたいだった。
男は女の言うと通りにした。
女は満足しない。男は、昔の2人にとって戻る努力を精一杯続けて、
結局 元に戻れないことを悟った。
男はたちの悪い酒に戻った。
酔い潰れて家に戻ると、女は嫉妬も心配もせず、荒れ果てている。
子供を産ませて 自由を奪ったと男を責め、
逃げ出す夢を見たという。逃げることが夢だったんだ。
ーー(言い訳長すぎて省略)
彼女の夢を男はそのまま信じた。止めなければ死んでしまうと。
男は女を止めた。
彼女の泣き声に、赤ん坊の泣き声まで聞こえるのに、
自分が何も感じないのに驚いた。眠りたいだけだった。
ーー

寝んなクソ男!
お前がかけてるのは心配じゃなくて迷惑だ
鹿shika

鹿shika