藍

パリ、テキサスの藍のレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.8
先週観た「PERFECT DAYS」が良かったので、同監督の名作と言われる作品を。

荒野を彷徨う寂しいオープニングから、兄弟の旅を経て自己を再生し、息子との旅を通して家族の再生を目指す。っていうような解説を読んでやっと理解。いやしかしあんまりにも独りよがりじゃない?4年越しに会えた息子の為にもうちょいがんばれなかったかね。離れることが本当に正解なのかしら。

マジックミラー越しの会話劇が名シーンだと言われるのは納得。相手を見ているようで、結局自分しか見えてない。だから敢えて背を向ける。思いやり半分、エゴ半分。
藍