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パリ、テキサスのsのネタバレレビュー・内容・結末

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ポスターと存在は知ってるけどあらすじを全く知らず、勝手にファムファタール映画かと思ってたら全然違った。すごく緻密で優しい映画だった すごく映画的な感動もあるのに現実的な人間くさい映画。多分キャラクター造詣や心理描写のディテールが丁寧だから

主人公に厳しいのが良い。フィクションなんだから「愛」って言えばいくらでも再出発を描けてしまいそうなところをやらないことに作り手の倫理観を感じた 自分の加害性を自覚できた人なら、一緒に暮らすという選択は周囲に望まれてもしないと思うんですよね。ぼんやり共同親権のことを考えながら見た たまたまタイムリーなタイミングで見れて良かった、そういうご縁的な作品ってあるよね 当たり前にトラビスのような人の方が稀なので、人と司法をあまり信じすぎないでほしい あくまでこれは「フィクション」なのだから

ハンターがずっと子供らしい子供で可愛い。本当のパパって言われてすぐ納得するわけでもなく、でも特別嫌がることなくとりあえず周りの空気を感じて家では受け入れることにしてるところとか、子供なりにちゃんと社会性を感じて行動するけど人を眼差す目に子供しか持てない純粋さがある すごく良い子 
トラビスと道を挟んで真似し合うところ大好きだよ〜〜パパだからというより、トラビスいち個人を受け入れた上でパパなんだよね

何度だって見たい映画だった クライマークレイマーとカモンカモンを見返した上でもう少し色々考えたい
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