このレビューはネタバレを含みます
ロードムービーの醍醐味、砂ぼこり、モーテル、出会いと別れ。
この映画には全てあり、出会いと言うより再会なのだが、
心理描写は徐々に会話をし始める主人公や息子。弟夫婦の心配をよそに突然母を探す旅に。
そして赤いクルマ、乱雑な車内、生活ぶりを匂わせる演出に抜かりない。
そしてマジックミラー越しに会話していくなかで、男は元夫と悟られるような話をする。このときのナスターシャ・キンスキーも素晴らしい。
そして息子を託すことを話し、母子の再会を見届けて、またどこかに去る。
ライ・クーダーのギターがとても効果的でロードムービーの脇役として大きく貢献してる。さらにチョイ役でジョンルーリーがいた。音楽ファンにも嬉しい。