バナバナ

地上より永遠にのバナバナのレビュー・感想・評価

地上より永遠に(1953年製作の映画)
5.0
バート・ランカスターって、西部劇などで見た事はあるけど、カウボーイ・ハットを被っていたせいか、ほとんど顔を覚えてなかったので、こんなに背が高くて体格良くてハンサムな人だとは知りませんでした。
だけど、自分の方から上司の妻にモーション掛けときながら、過去に別の軍人とも不倫してたのを知って焼餅をやくところは、女の私には解せませんでした(笑)。

フランク・シナトラは、晩年のがっちりしたイメージがあったので、どれがシナトラか分からなかった。若い頃はスリムだったんですね。
モンゴメリー・クリフトは名前は聞いた事があるけど、彼の出演作を見たのはこれが初めてです。
勝気で生意気なところと、軍服姿がよく似合っていた。
あまりにハマっていたので、別の映画でスーツ姿を見ても、彼だと気付かないような気がします。

女性陣は、これまでのその女優さん達の世間のイメージとは逆の配役だったそうですが、
上司の妻役デボラ・カーが家から短パン姿で出てきた場面は、白黒映画でもハッとする程きれいだったから、
こんな性格の悪い旦那にくっついていなくても幾らでも良い人と再婚できそうなのに、次の相手が見つからないと離婚しないところが、
商売女役のドナ・リードよりも擦れてる感じがしたので、配役としては合っていると思いました。

本作は、登場人物達のキャラクターが皆立っていて、それでいてお互いが邪魔にならずにストーリーが展開していくので、非常に面白かったです。
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