TomoeOshima

キック・アスのTomoeOshimaのネタバレレビュー・内容・結末

キック・アス(2010年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

かなり面白かった。
斬新。
小さな女の子が悪党を下品な言葉吐きながら殺しまくる、
それがカッコ良くて爽快でキュート。って。

ビッグダディは強いけど、
裏切られて妻も死んでしまって
その恨みをはらすために
娘に殺しを教え込むとか、
動機が完全にヒーローではない。

ヒーローの心を持つけど
実力のない少年、キックアス。
この少年デイブの成長がこの物語のキモですね。

ヒットガールは、
ビッグダディはキックアスがいなければ死ぬことはなかったと言ったけど、
個人的な復讐に巻き込まれたのは
キックアスのほう。

父の後継ぎとして役に立ちたいと奔走するレッドミストしかり、
自分勝手な大人たちに振り回される純粋な子供たち、という構図な気がする。

父のために復讐をやり遂げようとするヒットガールの健気さと
キックアスの純粋な正義感が
最後に感動を与えて
すっきりまとまる。

自分勝手な大人たちはみんな死んでしまいましたね。

1番悪いヤツは、主人公がバズーカでぶっ飛ばしてオサラバ。
ヒーロー映画として正しい終わり方。

アクションとか衣装とか音楽とか
楽しめる要素たくさん。
だけど
それだけじゃない
良作でした。
TomoeOshima

TomoeOshima