洋画のディスクはすぐに買ってしまうのに、邦画は何となく買わずに敬遠してしまう、洋高邦低偏見な私が迷わず購入した一本。
いわゆる登場人物限定&場所限定のワンシチュエーションムービー。
と、聞くと思い出すのは『12人の〜〜』が洋邦とも有名ですよね。
あちらは法定裁判もので、どちらかというとお堅い系(あれも大好き)ですが、こちらのケースは、なんとB級アイドル同好サイトのオフミが現場です(笑)
自殺したアイドルの一周忌に集まったアイドルオタクたち。そこで解き明かされる驚愕の事実とは??
いやぁ、最高に面白かったです。
オタクな役者陣もノリノリで、特に香川照之の「いちご娘」は過去最高演技認定です。(『ゆれる 』とは対極演技で双璧かな)
アイドルオタクの日常的なふざけたシーンで始まったかと思うと、あっと驚くシリアスな展開を迎え、最後はほっこりさせる、という起伏に富んだシーン展開。
それに止まらず、用意周到に仕込まれた伏線を回収していく各々の事実が、最後は繋がって一つの答えを導き出す、という古沢良太の脚本恐るべしな出来栄え。
在宅続きで気が滅入っている方にはお薦めです!
思いっきり楽しめますよ。