改名した三島こねこ

北斗の拳の改名した三島こねこのレビュー・感想・評価

北斗の拳(1995年製作の映画)
2.0
IN→新品のギロチン
OUT→汚物のモヒカン

『デビルマン』『ドラゴンボール』と並んで実写化クソ映画と名高いハリウッド版北斗の拳。しかしこれ案外おもしろい。
ヒャッハーするモヒカンやマッドマックス的ヴィークルが登場しないのは実写化作品としてどうかと思うが、映画としての最低限の体裁は保っている。ニコニコ動画で有名なぺちぺち百裂拳は論外なものの、北斗神拳以外の肉弾戦もそれなりに堅実な出来。

とはいえやはり隠しきれないかぐわしい駄作の香りがあるのもまた愛嬌。発狂したかのようなリンの絶叫に困惑するヒャッハー達に私達も同感を覚える。そんな左巻きにせっかくの新品のギロチンを使うんじゃない。

今作の一番の見所は何度も言うようだがギロチンの描写。なんで首枷に頭を半分しかはめないのかさっぱり理解できない。やっぱりモヒカンはモヒカン族流の脳味噌なのだろう。