カカオ

キネマの天地のカカオのレビュー・感想・評価

キネマの天地(1986年製作の映画)
3.2
山田洋次監督が描く作品。
サイレントからトーキーに変わる時代、映画に情熱をかける人々の物語。


映画館の売り子から女優を志す小春、
映画の脚本家を志す助監督が小春を支える。
それぞれの成長が頼もしい。

「男はつらいよ」のメンバーが脇役で出演。












有森也実、
ドラマの「東京ラブストーリー」にも出ていたなぁ、と思いながら懐かしく見ておりました。本作品でも初々しさが残る表情が窺えており見事な好演でした。クライマックスのセリフが言えないスランプ状態からの脱却。その感動が込み上げる演出がとても良き。


中井貴一、
若いなぁ、きっと本人はサラブレッドの血統だと言われていたのでしょうが、長いセリフも適切にこなす役者でした。大したもんです。

松坂慶子、平田満、
配役としては「蒲田行進曲」からのスペシャルゲストでしょうか。どうせなら風間杜夫にも出演して欲しかったなぁ。







面白かったと思いますが、
主に松竹蒲田の映画関係者向けに作られた作品に思えます。
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