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コンチネンタルのSHのレビュー・感想・評価

コンチネンタル(1934年製作の映画)
3.8
アステアとロジャースの初主演作

「Night&Day 」がみたかったんだけど評判通りの良いシーンだった。
曲がいいのはさることながら、逃げようとする女性と求めて追いかけようとする男性の気持ちがひいたり寄ったりの波の如く表現されていて物語に沿った印象的なパフォーマンスだった。

ここに至るまでアステアはしつこくて正直うっとうしいなと思ってたんだけどこのシーン以降、二人の距離が少し縮んで作品が落ち着いていく。

個人的にもう一つ良かったのはアステアが歌う「Needle In A Haystock」。

なんの手がかりもなしにロンドンの300万人いる女性の中から惚れた女を探さなければならない、という場面で歌われる曲だけど牧歌的かつちょっと哀愁が漂っていていい曲だった。

何よりアステアに気負ったところ全くないところが良い。優雅にネクタイをしめ、ジャケットをはおり、タップをさらっとふんで帽子をかぶる。そして傘をもって「それじゃ」といった具合に優雅に出かける。 あまり有名なシーンでは無いのかもしれないけど良かったです。
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