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さすらいのガンマンのarchのレビュー・感想・評価

さすらいのガンマン(1966年製作の映画)
2.7
レオ・ニコルス(エンニオ・モリコーネ)のテーマが掻き立てるマカロニ・ウエスタンの世界観でありながら、ヨーロッパ西部劇ではあまり描かれず、ハリウッドが直視してこなかった先住民たちの復讐劇を描いている点で、非常に独特。
セルジオ・コルブッチらしい孤高で悲哀に満ちた主人公像は、堪能出来るが、正直盛り上がりにかける部分がある。
その一因としては、主人公以外のキャラがあまり立っていないところにあるかもしれない。今回は、特に悪玉を巨悪とするために単純化しすぎな部分もあった。

悪くない作品ではある。
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