2020年はタイドラマを見まくった年になったので……自分の中でのタイ映画の原点と言えばやっぱりアピチャッポン監督だよね！ってことで、ずっと見逃していたタイ映画として初カンヌ受賞作(審査員賞)である本作をウォッチ。
(今は無きシネマライズで『ブンミおじさんの森』を観た時に、「これスゲー！」と大興奮＆大感動したのを覚えています！お客さん全然いなかったけど…)
いや〜、間違いなく素晴らしいんですが、、、言語化するのがとっても難しい映画でしたね。
(大学の頃タルコフスキー映画で卒論を書きましたが、もし今卒論を書くってなったらアピチャッポン映画を選んでしまうかもしれません……それぐらい時間をかけて本気で考察可能な一作です！)
都会と田舎、現実と虚構、時間と空間、理性と感情、生者と死者、人間と動物、私とあなた……「あらゆるものの境界は失われ、ただ愛だけが残る」という壮大なラブストーリーであると僕は受け取りました！
(ある１組の男同士の間に生まれたラブストーリーを第一部では現実的なアプローチから、第二部では幻想的・神話的なアプローチで描こうとしたんじゃないかな…)
ジャングルの暗闇と音が大切な映画だから、映画館でフィルム上映でこそ見たかった。。。
本作を10代で見て感銘を受けたと言うコナー・ジェサップくん……改めて推せる！笑
(そんな彼の監督作を改めてご紹介↓)
『Lira’s Forest』(9分／2017)
https://vimeo.com/219568401
…彼のアピチャッポン愛が伝わってくる一作です！
